戸建て願望―こだわりを捨てないローコストの家づくり (新潮文庫)
本, 井形 慶子
によって 井形 慶子
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内容紹介いつか一軒家を持ちたい。それも個性的なイギリス風の家を、低価格で。その夢がある日実現へと動き始めた。周囲の反対を押し切り、ハウスメーカーと契約した著者は、様々な壁にぶち当たることに。営業マンや現場監督との関係構築、予算削減の工夫、多忙な中での時間のやりくり……努力を重ね理想のマイホームを手にした、涙と喜びの記録。『イギリスの家を1000万円台で建てた! 』改題。内容(「BOOK」データベースより)いつか一軒家を持ちたい。それも個性的なイギリス風の家を、低価格で。その夢がある日実現へと動き始めた。周囲の反対を押し切り、ハウスメーカーと契約した著者は、様々な壁にぶち当たることに。営業マンや現場監督との関係構築、予算削減の工夫、多忙な中での時間のやりくり…努力を重ね理想のマイホームを手にした、涙と喜びの記録。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)井形/慶子 長崎県生れ。作家。大学在学中から出版社でインテリア雑誌の編集に携わる。その後、世界60ヶ国に流通する外国人向け情報誌「HIRAGANA TIMES」を創刊。28歳で出版社を立ち上げ、個性的な暮らしをテーマにした情報誌「ミスター・パートナー」を創刊し、現在同誌編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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家づくりにかける筆者の情熱が伝わってくる。書いていることも非常にリアルで、面白い。ぐいぐいと引っ張られてすぐ読める。しかし、井形さんほどの人がこういう家を建てるとは、正直意外だった。日本の家の薄っぺらさを別の本で批判していたし、ご自身もニセモノっぽい洋風住宅は絶対に嫌だと言っている。それなのに、失礼ながら、できあがった家がまさに住宅展示場にありそうな、ニセモノっぽい洋風住宅になっているのは悪い冗談としか思えない。いい加減「イギリス風」とか「南欧風」とか「プロバンス風」とか妙なイメージで安っぽい住宅を建てるのをやめてほしい。最近も、近所に「フランス風」の狭小住宅ができたが、街並みがますます醜くなって、本当に悲しい気持ちがする。ちなみに、明治期につくられた開智学校とかの「擬洋風」洋館建築がなんで素晴らしいかというと、日本の伝統技術と本物の素材を作って作られているから。「ニセモノ洋風」がなんで安っぽいかというと、安っぽい技術と素材でうわべだけまねしているから。こうした家って、外国人(それこそ、本物を知っているイギリス人)が見たらどう見えるんだろうか。井形さんならわかってると思っていたが、意外だったなあ。妙に落胆しました。
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