人類抹殺計画―ナポレオン・ソロ5 (1966年) (世界ミステリシリーズ)
本, デイヴィッド・マクダニエル
によって デイヴィッド・マクダニエル
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人類抹殺計画―ナポレオン・ソロ5 (1966年) (世界ミステリシリーズ)を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
今ガイ・リッチーがリメイクを制作していると伝えられているThe Man from U.N.C.L.E.はもとはと言えば、今から50年近くも前のテレビ番組0011ナポレオン・ソロというヒット番組でした。その時合計23冊もノベライゼーションが出たらしいのですが、日本でもその何冊かがハヤカワポケミスから出版され、この人類抹殺計画は、ノベライゼーションの中で最も多作だったデビッド・マクダニエルの作品の1本ですノベライゼーションなので、テレビや映画で映像化されている話とは全く違うストーリーですし彼はもちろん映像の台本のライターでもありませんでした。マクダニエルは作家ですが、アンクル・ファン(この番組のファン)でもありアンクルが敵対する悪の組織スラッシュ(Thrush)が、何の略なのか、この物語の中で創作して見せたりしています(The Technological Hierarchy for the Removal of Undesirables and the Subjugation of Humanity)この番組は世界を相手に悪と戦うニューヨークに本部を置くスパイ組織アンクルのトップ・エージェント、ソロとイリヤのアクション・アドベンチャーなんですが、番組を見て大好きになった人なら、ソロとイリヤの活躍を想像しながら読むことができますしかし、もう一つの敵、ダガーと戦うために、アンクルとスラッシュが一時的に手を組む、という・・・番組を見ていたら恐ろしくて、ありえないような、設定になっており・・・これは、1960年代に書かれたから、そんな、ゆるい設定もあるんだろうなー、とも思います翻訳も当時のもので、日本語も、なんか昔風の風流というか、古い、というか、攻撃的でない、日本語、ですマクダニエル氏は、最後にスラッシュとアンクルの大戦争を描いて、最終作とすると予告していたのですが・・・なんと、38歳で自宅でなくなってしまったのですそれが、お風呂での自己発情窒息による死であったと、発見者の友人から伝えられているそうです・・・作家をめざし、はやりの番組のノベライゼーションに活路を見出し(ほかのものも書いていますが)自分のやりたいことを努力して追及していた途中での、男の死、であり、・・・なんか、理解できます・・・ところで、私はこの本をえらい高い値段で由緒正しい古本屋さんから購入したのですがこのようにうれしいお値段でアマゾンで買えるとは・・・ま、あの番組が、どれだけ世間を魅了したか、を示すノベライゼーションだったといえると思います
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